むし歯予防の本質 歯磨きだけでは、むし歯になります
みなさんは、1日3回食後にきちんと歯磨きしていれば、むし歯にならないと思ってませんか?
実は、どんなに歯磨きしても、むし歯になるんです。無駄に歯磨きばかりしていませんか?
むし歯予防で重要なのは、歯磨きだとかフッ化物だとか、そんな事ではありません。
きちんと歯磨きしてるのに、むし歯の治療ばかり・・・と悩んでいる方は、ぜひ読んで確認してください。
歯磨きだけでは、むし歯を防ぐことはできません。一番大事なことを忘れてませんか?
むし歯予防に必要なのは、食習慣(間食)の改善
むし歯予防というと、どんなことを思い浮かべますか?
- 歯磨きの回数や磨き方
- 歯磨き粉の種類
- フッ化物の応用
大抵の方はこのようなことを考えるのではないですか?
ところが、歯磨きとむし歯の発生には、相関関係はほとんどありません。(WHOも公言しています)
1日3回歯磨きをしても、むし歯になってしまいます。
一生懸命歯磨きしてるのにむし歯になってしまう人がいれば、ほとんど歯磨きもしないのにむし歯にならない人もいます。
一体何が違うのでしょう?
どうすればむし歯を予防できるのでしょう?
むし歯予防で一番大事なことは食習慣(間食)です!
間食の回数、質、タイミング。これが一番大事です。
これに気をつけるだけで、むし歯のリスクを一気に減らすことができるようになります。
ステファンカーブって聞いたことがありますか?
もし知っていたら、かなりの歯科通ですね。
縦軸がpH(ペーハー)、横軸が時間経過を表したグラフで、ステファンカーブと呼ばれてます。
飲食後すぐにお口の中のpHは下がって=酸性になって歯が溶かされます。これを脱灰と呼びます。
持続的に脱灰されると、むし歯ができます。
むし歯を効果的に予防するには、ピンク色の脱灰を減らせばいいことがわかりますね。
むし歯予防のポイントは
- 砂糖が多く含まれている物を摂取しない
- 飲食は一日4回までにする(食事も含めます)
- だらだら長時間食べない
むし歯予防で一番大切なのは「食べ物の摂取回数」です!
だらだら、ちょこちょこ食べることが、もっともむし歯のリスクを高めます。
ちょこちょこ、だらだら食べがどれほど危険なことか分かると思います。
今までむし歯で苦労した方も、きっとむし歯予防ができるはずです。
むし歯になりやすい人は、一度食習慣を見直してみてくださいね。